爪水虫を知ろう!治療について

自分にあった治療方法を見つけよう!

爪水虫はどうやって治療するの?

爪水虫には抗真菌薬(原因となる白癬菌等を死滅させる薬)による薬物治療が主に行われます。抗真菌薬には、塗って治す外用薬と、飲んで治す内服薬があります。
内服薬は、体内に取り込まれ、体の内側から治すのに対して、外用薬は爪に直接塗り、有効成分が爪の中や爪の下に浸透して白癬菌が潜む場所まで届くことで、増殖した白癬菌を死滅させます。
どちらの薬もドラッグストアや薬局では販売されておらず、医療機関で医師に処方してもらう必要があります。

治療にはどれくらいの期間がかかりますか?

抗真菌薬の効果が現れると爪の根元の部分から感染していないきれいな爪が少しずつ伸びてきます。爪水虫が治るには、感染部分が新しい爪に生えかわる必要があり、通常、爪が生えかわるには手の爪で半年から1年、足の爪で1年から1年半かかるといわれています。爪水虫が完治するには長期間の治療が必要です。根気よく、じっくりと治療を続けましょう。

きちんと治すために大事なことは?

  • 爪水虫の原因となる白癬菌は、足から爪、爪から足へと広がるため、 爪と足の水虫の両方に感染している場合は、一緒に治療する必要があります。
  • 白癬菌は家族内感染しやすいといわれており、家族の中に爪や足の水虫の人がいる場合は、家族の方も一緒に治療しましょう。
  • 爪水虫は見た目がきれいになっても実際には白癬菌が残っていることもあるので、 自己判断で治療をやめたりせず、医師の指示を守って治療を継続しましょう。

日常で気をつけることはありますか?

1.足は毎日丁寧に洗い、乾燥させましょう。

Point1

手の爪水虫でも同様に、
手指を清潔に保ちましょう。

Point2

軽石や硬いタオルで強くこすると傷がつくので、優しく汚れを落としましょう。

Point3

靴や靴下は通気性のよいものを選びましょう。

Point4

毎日同じ靴を履かないで、何足かの靴を履きかえましょう。
靴を乾燥させることも大切です。

2.家族にうつさないために、室内も清潔に保ちましょう。

白癬菌は、切った爪やはがれ落ちた足の皮のなかでも生き続けます。
爪を切るときはまわりに飛び散らないように注意し、床や畳はこまめに掃除をしましょう。

お風呂の足ふきマットやスリッパ、サンダルの共用は避けましょう。
※洗濯をするときは、別々にする必要はありません。

監修:帝京大学医学部皮膚科主任教授 渡辺 晋一 先生